インタビューの舞台裏

以前グリーンカード取得計画の記事でI-130からI-485に申請を切り替えた話をしたじゃない？そしてインタビューの時におそらくその理由を聞かれるから正当な答えを考えておく様にって弁護士に言われていたの。一応弁護士に嘘でも良いの？って聞いたら「私の立場からは良いとは言えない」と言われ、そりゃそうよね。もし嘘だと分かったらビザの承認なんて降りないし、90日以上滞在しているから日本に帰らなきゃいけないし、再度米国入国が難しくなるしで結構なリスクなの。で辿りついた答えが真実の引き伸ばし。

日本での仕事について

実際に以前働いていた会社Aは2021年の11月で退職していて私は無職だったわけだけど、退職間際に副業を始めていてそれがオンライン講師の仕事だったのね。月に5万円から多い時で10万円を超えることもあったし割と良いお小遣い稼ぎだったの。でもそのオンライン講師の元会社が詐欺で行方をくらましちゃったもんだから、どうしたものかと次のオンライン講師の仕事を探していたのよ。
そうしたらなんと退職した会社Aが新しいサービスを始めていて、それに合わせてオンライン講師を募集しているじゃない！！速攻で応募して速攻で採用されて無事に会社Aと業務委託の契約を結ぶことができたのね。それを要約すると

会社の仕事はリモートに切り替えて、別の部署で働ける様にしてもらった

となるわけ。言わなくて良いことを言っていないだけで嘘はついていないしね！これで仕事面は無事にクリア。
でもまぁそのオンライン講師の仕事ってのが以前のオンライン講師職に比べるととっても賃金がお安いのに時間の拘束や色々な約束事が多くて、私は今じゃ幽霊講師よ。アメリカでの職探しは労働許可が下りた6月から始めているんだけどなかなかうまく進まずで貯金も底をつくしマズいのよね……。そんな職探しのお話はまた今度。

日本での住居について

これは結構頭を悩ませた問題だったわ。物件は11月に解約して役所に海外転出届は出してしまっていたし。どうやってもどうにもならなそうだったのよね。で考えた結果ここはシンプルに幻を加えたわ（笑）

住んでいた日本のアパートは代理人を立てて解約してもらった

解約時期や詳細なことは聞かれない限り答えない方向で。実際に納税管理人や郵送物の住所なんかは友人や家族にお願いしていたし、その延長でアパートの解約もプラスしちゃえ！みたいな。だいぶ強引な真実の引き伸ばしだけど、今考えたら仕事もリモートになったし実家に戻ったみたいな話にしても良かったかもね。

ちなみになぜ11月の段階で解約したかというと税金問題。日本に住所を持ったまま新年を迎えてしまうとその年の住民税を丸々1年分払う義務が生じるのね。でも12月の段階で日本に住所がない場合は翌年の住民税半年分の支払いで済むの。それでもなんで半年分も払わないといけないのよ！っていう気持ちはあるけれど。

最大のネック！私が残る必要性を感じた理由

一番大事なところ！私がここに残らないといけない！と感じた理由よ。それは単純に感情的なお話ではダメで「寂しいから、愛しているから、一人は可哀想だから」そんな理由は通用しないのね。そんなこと言ったら世の中のビザを待っているカップルみんなそうよ。だからここは物理的な理由を用意しましょうということで、夫と犬に犠牲になってもらいました。

夫はカウンセリングも定期的に受けているし、軽くADHD気もあるしで忙しかったり、何かやることに追われていると周りが一切見えなくなってしまうタイプの人なの。それを最大限に引き伸ばさせてもらって、

夫の生活の乱れがひどく、夫と愛犬ともども精神衛生状態が良くないため助けたい

実際テレビ電話している時もジャンクフードを食べていることが多かったし、犬の散歩を満足にできていないみたいだったし、部屋が散らかっていることに怒り狂っていたりと、良くないなーとはテレビ電話から感じていたのよ。私自身夫には今のやらなければいけないことに集中してもらいたかったしね。渡米後は炊事洗濯家事育犬を一手に引き受けてひたすら勉強と仕事をしてもらっているわ。将来の一番の稼ぎ頭になる可能性ですもの最大限にサポートしますわよ。

実際のインタビュー

蓋を開けてみれば実際のインタビューなんて何も特別なことはなく、私が答えたのは両親の名前と、YES/NO質疑応答4問。時間も10分も掛からず何度も何度も練習したあの時間よ……。

私の持っているグリーンカードは条件付き永住権といって、I-485で取得するとそうなるのね。条件っていうのは通常10年間有効なグリーンカードがあなたのは2年間ですよ。っていう通常よりも短い条件が付いているグリーンカード。
でももちろん2年後に更新申請すればその時は10年のグリーンカードがもらえるから問題はなし。一応更新申請の際に2年間一緒に住んでいましたよ、ちゃんと夫夫（ふうふ）していましたよっていう証明が必要なところだけ注意。

国際恋愛カップルはいつでもどこでも一緒に映った写真を撮る癖をつけておきましょうね♪