【カンボジア/シェムリアップ】遺跡の数々

The sun rise of the Angkor Wat
アンコールワットで見た初日の出

私に旅の楽しさを教えてくれたカンボジア。
とにかく空が広くて緑が多くて終始心の中は歓喜の嵐だったなー。

ミッション:初日の出

前回の記事でも書いたけど、仲の良い同僚に突然声を掛けられ、二つ返事で行くことに決めたカンボジア、アンコールワットで初日の出計画。
もうこの旅で受けた感動だけはきっとずっと忘れないんだろうなーって思っているの。年1で行きたいくらい気に入ってしまった国だわ。

何が気に入ったって、まぁー不便なの!言語の壁も!トイレも!舗装されていない道も!足がない事も!ボラれるかもしれない事も!お腹壊すかもしれない事も!全部全部ぜーーーんぶ自己責任!楽しかったわぁ。
帰りの中国乗り換えでハプニングがあって、英語が話せないのに怒りに任せて中国人ドライバーに片言英語で文句を捲し立て相手を怯えさせた事だって今では良い思い出よ。

タイトルにある写真がアンコールワットの間から昇る太陽なんだけど、素敵でしょ~?水面に反射してダブルサンライズって感じで縁起も良さげ。

私だけの独り占めサンライズ!

って思うじゃん?全然違うからね、私の後ろに一体どれだけの人間がいると思いまして?すごい人だかりよ。現地に着いた時に「え?やばくない人」って声に出たからね。

日の出を見る人々
日本人も多かった記憶。手前のこっちを向いてる男子、日本人よね?

これが人塊のごく一部、ごく一方面のショットね。この左にも後ろにも右にも同じ感じで人がいるのよ……。

確かにアンコールワットと空と昇る太陽だけを見ている分には良かったし、すっごいご利益ありそう!パワービンビン!って感じだったけど、正直ここで初日の出を見るのはこれが最後で良いかな。写真もここぞとばかりに沢山撮ったしね。
日が昇った後は遺跡内を見て回ったんだけどそれに関しては満足よ。これだけいた初日の出組は一体どこへ?っていうくらいには見て回りやすかったわ。

アンコール遺跡の一つであるアンコールワットの周辺には他にも沢山の遺跡があって、徒歩だったりトゥクトゥクだったりで見て回れるわよ。遠いものだと何十キロとか離れた場所にあったりするから1日で全部は無理ゲーね。旅行の間は遺跡観光の日を絞って専属タクシーを定額で雇うことをオススメするわ。

ちょっと天空の城ラピュタを彷彿とさせるような遺跡もあったけど、それは翌日に控えているベンメリア遺跡に気持ちを取っておきたいから程々にね。

でも私って本当にエンシェントなものが好きなんだなって染み染み感じたわ。なんだろうね、全然うまく言えないんだけど自然と一体化している感じが私の望む形と同じだからかしら。こういうものの一部になりたいっていう想いが肌をビシビシと走るのよね。

天空の遺跡

私的一番行きたい遺跡は午後なので、午前中は天空の遺跡と呼ばれるカンボジアとタイの国境にあるプレアヴィヒア寺院にやってきたわ。

プレアヴィヒア遺跡
あらら~、なんだかアレみたいじゃない?エンドロールで空に飛んでいくアレ

この遺跡が天空の遺跡って呼ばれるのは海抜625mの断崖の頂上にあるからなんだけど、カンボジアには高層ビルや高い山がないから、本当に天空にあるかのような景色を拝めるの。

プレアヴィヒア寺院

奥の院みたいなところだったような。断崖にあるから興奮して走り回ってて記憶が曖昧なのよね。

プレアヴィヒア寺院国境

向こうに見えますはタイ国領土でございます。
10年ほど前の国境紛争の時は軍の人達がここから見張っていたとかいないとか、そんなことが書いてあったような。割と物騒ね?と思った記憶あり。

東のアンコールワット

お待たせしました。私が来たくて来たくてしょうがなかった場所!
そう東のアンコールワットこと、ベンメリア遺跡!!

ネット徘徊だけはしていたから「いつか行ってみたいな」ってずっと思っていたの。だからアンコールワットで初日の出って言われた時に飛びついたのよね。

ベンメリア遺跡
あの ち~へいせ~ん~(どちらかと言うとプレアヴィヒアの方が地平線見えていたね)

年々崩壊が進んでいて、どんどん自然の一部になっていくこの感じ、尊過ぎてもう心臓がバクバク言っていたわ。遺跡の周りの森は今でも沢山の地雷が埋まっているから、遺跡を囲む森の中に入っては行けないというシチュエーションも尊い。

明確な規制的なものはなくて「危ないよー」くらいに注意されるだけ。なんならキッズに「秘密の場所に連れて行ってやろうか?」と賄賂を要求されるくらい自由。

私は「自分で探すから大丈夫」と言って子供たちを巻いてゴリゴリと崩落の激しい遺跡の中へ進んでいったわ。

ベンメリア遺跡

どこか~にきみ~を~
かくして~いるから~

ベンメリア遺跡

たくさ~んのひ~が~
なつか~しいのは~

って歌いながら泣いたね。もうね圧倒的過ぎて高ぶり過ぎて涙が溢れてきたのよ。
このままここで崩落に巻き込まれてゆっくり自然に還りたいという気持ちで、石から石を飛び回って散策したわ。まぁ私を巻き込んでくれることもなく、石はビクともしませんでしたけど。(本当に危ないから、そういう飛んだり跳ねたり、瓦礫を登って内部に侵入したりするのはオススメしないからね!)

ここで一晩明かしたかったなー。夜の姿や朝の姿を拝みたかった。人気がなくなったら絶対木々達が話してるじゃん。
後ろ髪を相当引かれたけれど閉園時間になってしまったので「また必ず戻って来ます」と言ってベンメリア遺跡をあとにしたわ。

余談:カンボジアのハッピータイム

カンボジアではハッピーピザなるものが食べられるのは皆さんご存知?
それが何かは言及しないのだけれどアメリカっ子な私は旅先でその辺の確認をするのね。

みんなで仲良くハッピーピザを食べてからトゥクトゥクでワイワイとアンコール国立博物館に行ったら、博物館内の各所ベンチでみなさん一時の爆睡をかますっていう事がありましたわ(笑)そう、カンボジアはダウナーでした。チャンチャン。
身体が重くなって瞼も重くなって、ちょっと休憩させて……。ってやつね。寝る前には良いかもしれない。お店のおばちゃんに言うとこっそり現物も売ってくれるから夜はそれを嗜んで深い眠りにつきましたとさ……zzz

カンボジア初日の出の旅はもちろんエクスペディアで当時予約したわよ!
5泊6日で空+宿代で一人5万円くらいだったよ!

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